Googleアドセンスは確実にオワコンです。
これまで何年も取り組んできた人なら全員同意するはず。
- アドセンスから撤退しようか迷ってる
- オワコンだと思う理由を知りたい
- とは言ってもまだ大丈夫でしょ!?
いまこの記事を読んでいる人はおそらく上記に当てはまるのではないでしょうか?
Googleで「アドセンス オワコン」などと検索して「オワコンじゃない!」系の記事を読んで安心したいかもしれませんが、誰がなんと言おうとオワコンなので即時撤退することをおすすめします。
「オワコンじゃない!」系の記事を読み進めていくと、必ずといっていいほど「裏技」と称して有料記事に誘導され、弱った心に漬け込み高額な有料記事を買わされます。

「オワコンじゃない」は有料記事を買わせるため!
本記事では、グーグルアドセンスが完全にオワコンになった理由や、「オワコンじゃない」と有料記事を買わせようとしてくる手口、今後どうすればいいのかを書いていきます。
【結論】グーグルアドセンスは完全にオワコン

前々から「グーグルアドセンスはオワコン」と言われてきましたが、ここへ来ていよいよ本格的に終わりが見えてきています。
実際にあなたも収益が落ちているからこそ、この記事を読んでいるのだと思います。
グーグルアドセンスがオワコンな理由がいくつかありますのでひとつずつ解説していきます。
上位表示できずPV数が稼げない

オワコンの理由はGoogle検索で上位表示できないからです。
グーグルアドセンスはPV数が命です。PV数と収益はほぼ比例しており、PV数がないと稼げません。そしてPV数を上げるにはSEOで上位表示する必要がありますが、その上位表示ができないのです。
ご存知の通り、Googleは年々ドメインパワーに比重を置いており、いまや検索結果の上位を見てみるとそこに個人サイトはなく以下のようなサイトで埋めつくされています。
- 公式サイト
- 企業サイト
- サブディレやサブドメ
ドメインに比重を置いており、これはつまり権威性や信頼性などです。いわゆるEEATというやつですが、この比重を高められると公式や企業に個人サイトは太刀打ちできないのです。
激戦ジャンルにかかわらず、どのキーワードにおいても、もはや個人サイトが上位表示するのは難しいため、それはイコールPV数が取れないと同義ですのでグーグルアドセンスでは稼げないのです。
今後、グーグルがこのドメイン重視の傾向を変更することはないでしょう。それどころかますます公式や企業サイト優位になっていく可能性大ですので、このままわずかな希望を抱いてアドセンスに取り組んだとしても時間の無駄ですので、早急に撤退することをおすすめしている次第です。
広告ブロック「ITP」の影響

アフィリエイト業界で最近よく話題になるのが、この「ITP(Intelligent Tracking Prevention)」と呼ばれる、トラッキング(追跡)を防止する機能になります。
グーグルアドセンスではサイトを訪れた閲覧者に対して、その人の「興味関心のある広告」や「クリックしそうな広告」を自動的に選んで表示するわけですが、その際にどんなデータを参照してるのかと言うと、それは閲覧者の過去の履歴データになります。

グーグルは広告を選ぶ際に、それまで蓄積されている閲覧者の過去の履歴データをチェックして好みを把握しているわけですね!
ITPって具体的になに?

「ITP」というのは、閲覧者の過去の履歴データを消去し、履歴をチェックできないようにするものです。目的は「プライバシー保護」にあります。
グーグルは閲覧者の過去の履歴データを参照しているわけで、簡単に言えば「その人のプライバシーを覗いている」という言い方もできます。
よって、閲覧者のプライバシーを保護するために、履歴データをチェックできなくさせるのがITPの役割です。
ITPのせいで収益減

ITPは過去の履歴データをすべて消去するのではなく、「過去○日より前の履歴は削除」などと期間が設けられています。要するに、○日よりさらに前の履歴は消去されチェックできないということ。
グーグルは広告を出すときに過去の履歴データを参照しているわけですが、この履歴データの量が多ければ多いほど適切な広告を出すことができますし、少なければ少ないほど適切な広告を出しにくくなります。
- 1年分の履歴:情報が多く、適切な広告を出しやすい
- 1週間分の履歴:情報が少なく、適切な広告を出しにくい
例えば、過去1年分のデータを参照するのと、過去1週間分のデータを分析するのとでは、どちらのほうがよりサイト閲覧者がクリックしそうな広告を出せるのかは、履歴の量がより多い1年分のデータのほうが、当然ながら適切な広告が出せる確率が上がります。

つまり、履歴データを参照できる期間が短ければ短いほど適切な広告を出しにくくなり、広告のクリック率が落ちてしまい、結果的に収益減になるということです!
Apple vs Google

この「ITP」というのはiPhoneなどを販売するApple社が開発した機能です。
ぶっちゃけた話、Appleは「プライバシー保護」という名のもと「ITP」を作ったと話していますが、もう1つの理由にはグーグルの収益減も視野にあるのではないかと思われます。
グーグルは売上の80%ほどが広告収益ですので、クリック率が悪くなれば収益が下がり、企業としては没落していきます。Apple社はそれを狙っているのかもしれませんね。
iPhone利用率の多い日本は大打撃

問題なのは、この「ITP」はApple社のiPhoneに搭載されているということ。
日本ではiPhone人気が高く、多くの人が使っている現状があります。なので、日本人を広告のターゲットにしている場合、この「ITP」がだいぶ影響してしまって収益減をもろに喰らってしまうということです。
このまま大手通信会社が、iPhoneを誰もが買えるように販売している限り、今後も日本ではiPhoneの利用者が減ることはないと思いますので、日本人向けにブログを運営している人は「ITP」は切っても切り離せないものになります。

この「ITP」は年々アップデートされており、その度に制限が厳しくなっています。よって、今後はいま以上に収益性が落ちることはもはや回避できないのです。
バナー広告から動画広告へシフト

今後、アドセンスの広告単価が下がるかどうかは広告を出稿する企業によります。
YouTubeなどに代表されるように、動画のプラットフォームに表示される「動画広告」市場が伸びており、バナー広告などに比べると宣伝効果があります。
よって、今後企業は動画広告への出稿がメインになっていく(お金をかける)可能性があり、そうなれば、ブログなどに貼るバナー広告の1クリックあたりの単価が下がってしまい、結果として収益性が落ちてしまう可能性があるわけです。
一応ブログ用にも「インリード動画広告」と呼ばれる小さな広告内で動画が流れる広告はありますが、画面が小さいですし、あまり宣伝効果は期待できるものではないです。

ITPの影響でクリック率が下がったところに、さらにクリック単価も下がるとなれば、ダブルで影響を受けて、いま以上に収益が落ちてしまうことは言うまでもないですね!
若年層の検索離れ

そもそも論として、特に若年層の検索離れ(Google離れ)が進んでいます。
いまの若い人はグーグルで検索することが減っているようで、TwitterやInstagramなどの「SNS」で検索する人が増えているようなのです。
グーグルで検索する人が減ってしまえば、それはSEO以前の問題で、ブログの存在価値がなくなってきているということ。さすがにテキスト文化がなくなることは考えられませんが、検索する人が減ってしまえば、収益は必然的に下がるの間違いないです。

これはあとで解説しますが、それならSNS経由でブログに集客する方法はありますが、どちらにしろ自然検索の閲覧者は減るわけですから、全体的に収益は落ちますよね(泣)
「オワコンじゃない」に騙されるな
Googleで「グーグル オワコン」などと検索してみると、「まだオワコンじゃない」などと書いてある記事が見られますが、すべて「裏」があるので注意が必要です。
結論を言うと「まだオワコンじゃない=有料記事の売るための文言」となります。
検索してくる人が本当は聞きたい「オワコンじゃないよ」と心地よい言葉を並べると同時に、稼ぐ裏技として有料記事に誘導するものです。有料記事に書かれているやり方ならまだまだアドセンスで稼げるよ、というもの。
いまアドセンスで稼げなくなっているあなたは、実は「まだまだ稼げる」と思いたいはずです。検索しているのも「まだ稼げる方法」を本音では探していますよね?
でも冷静に考えてみてください。
「オワコンじゃない」と言っている人も、普通に取り組んでいたのでは稼げないことはわかっているわけで、だから裏技などと謳って有料で販売しているわけです。つまり稼ぐ手段はほとんどないのに、仮にその方法が真実だとして、そのやり方をいくら有料だからといって教えますかね?
もし稼げるならそんなやり方は他人に教えず秘密にしておいたほうがいいに決まっています。そして自分だけが稼げばいいわけです。みんなに教えてしまったら自分が稼げなくなるじゃないですか。
ここが大事なポイントですが、有料記事を販売する人はその有料記事を販売して稼いでいるのです。グーグルアドセンスではなく。つまりどういうことかと言うと、グーグルアドセンスでは稼げないから高額な有料記事にして稼いでいるわけですね。
悪い言い方をすれば、ただカモにされているだけです。潤うのは有料記事を販売する側。そしてお金を払っても稼げないのは有料記事を買う側。
このことを頭に入れた上でくれぐれも騙されないようにしてください。繰り返しますがアドセンスはオワコンで、そのことを認識しているからこそ有料記事を販売しているのです。
今後に向けての対策

オワコンのグーグルアドセンスを撤退してどうすればいいのか?
その解決策を求めてる人も多いと思います。
正直なところ、アフィリエイト業界はとても大変です。昔とは難易度が異なり、副業などで片手間で出来るものではなくなりましたし、本業でもお手上げ状態です。
ここでは、これまでアドセンスをメインに取り組んでいた人向けにいくつか対策を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ASPアフィリエイトをメインで扱う

もう皆さんやっていると思いますが、新たな収益を作る面でも単価の面でも、これからは「ASPアフィリエイト」をメインにすることを強くおすすめします。
もちろんASPアフィリエイトをやる際にも「ITP」だったり「SEO」は大いに関係してきます。しかし、こちらはアドセンスみたいに「クリック型報酬の広告」ではないので、膨大な人をブログに集める必要がなく、少人数でも購買を促すことでたくさん稼げるのです。
ところがSEO集客は現在とても難しくなっているので、ASPのアフィリエイト広告を扱うにしても、SEOに依存しないSNSなどのほかの媒体でやることが有効です。
独自商品を持っておく

ASPアフィリエイトもグーグルアドセンスも結局は「広告」に依存しています。
広告は不況や新型コロナウイルスなどに大きく左右され、企業は業績が悪くなると真っ先に広告費を削り、削られてしまうとそもそも広告がなくなったり単価が下がったりします。
広告に依存することは収益の安定性という意味で危険ですので、収益の分散ということで、広告に依存しない別の収益源を持っておく必要があるわけです。

そして、その一つの答えが独自の商品やサービス!
独自の商品やサービスとは自分で作った商品やサービスのことです。
- 自分で手作りしたもの
- 有料記事(noteなど)
- グッズを作る(YouTubeでやってる人いる)
最近流行っているのが記事を販売できるプラットフォームで有料記事を売る方法です。
前述したとおり、「アドセンスで稼ぐ裏技」みたいなもの。もちろんそのような有用性のないものはダメです。しっかり購入した方が役立つものである必要があります。

「Twitterのフォロワーの増やし方」みたいなものもそうです!
基本的にブログでは情報を無料で公開していますが、意外に金額をつけて販売しても、必要としている人は買いますので需要はあるのです。
広告ではなく直で販売して収益性を上げられるものを準備しておくのも収益の分散化になりますし、対策になりますね。
SNSのフォロワーを確保しておく

今後はSNS(とくにX)でフォロワーを増やしておくことが重要です。
自分のファンを増やしておく感じですね。
先程「若年層はグーグルで検索しないでSNSで検索する傾向がある」と書きましたが、実は「この人が勧めているから買う」みたいな層も多く、これは大きな収益を生み出してくれる可能性大です。

例えば、好きな芸能人がおすすめするグッズとか買っちゃったりしますよね?
フォロワーやファンがたくさんいることで、その人たちに向けてピンポイントで何かを紹介したり、グッズなどの独自商品を販売できます。
これはSEOで順位が大幅に落ちたり圏外に飛んだりしても、一定数フォロワーやファンがいることで、収益がゼロにならずに済むというメリットがあるのです。
個人の時代に突入しており、別に芸能人でなくても一般人がネットで稼げる時代です。SNSのフォロワーやファンを増やすことは、今後収益を増やすうえで非常に重要になりますので、これはぜひ早いうちからやっておきましょう。

フォロワーはすぐに集められるわけではありませんので、毎日コツコツやっておくことをおすすめします!
YouTube広告に移行

同じアドセンスでもYouTubeアドセンスは選択肢としてアリです。
しっかり動画を作り込み、更新頻度も高めにしていけば、いずれは稼げるようになります。こちらもブログと同じで多少時間がかかりますので、すぐに収益が発生するのものではありません。
しかし、ブログのアドセンスよりもPV数を多く獲得できるためこちらのほうが簡単です。YouTubeであれば1日数万回や数十万回のPVはいけますが、ブログでその数字は結構難しいです。
まとめ

グーグルアドセンスの今後について解説しました。
結論として、グーグルアドセンスは完全にオワコンです。
それは個人サイトがGoogleの検索結果で上位に表示できないからです。
「まだ稼げる」といって有料記事で誘導されますが、決して騙されないように注意してください。