報酬発生の難易度が低いこともあり、初心者によく勧められるVODアフィリエイト！
しかし、昨今のアフィリエイトを取り巻くさまざまな環境の変化から、
- VDOアフィリエイトって完全にオワコン？
- 収益が下がってきてるんだけど…
- なにか勝ち抜く戦略ってないの？
と疑問や不安に思っている人は多いはず。
私は約8年間にわたってVOD関連のサイトを複数運営していますので、以前と今を比較することによって「VODアフィリエイトはどこがオワコンなのか？」「勝ち抜くためにはどうすればいいのか？」を提案できます。
この記事では、オワコン説を徹底解説し、個人でも戦い続けられる具体的な方法を紹介できればと思います。オワコンの理由をしっかり理解することで、個人でも戦える戦略が見えてきますので、ぜひ早めに取り組みましょう！
VODアフィリエイトのオワコン説を解説
近年、アフィリエイト業界ではさまざまなジャンルでオワコン説が囁かれていますが、オワコンと言われる原因はたった1つで、それはSEOにあります！
SEOで上位表示が厳しくなれば「オワコン」と言われ、そうでなければ「まだ大丈夫」と言われ、これまでほぼ無風だったVODジャンルもついに言われる時が来たのです。
結論から言うと、VODアフィリエイトはオワコンに向かっています！
ただ肝心なのが、まだYMYLジャンルみたいに完全にオワコンではないこと。まだまだ工夫すれば戦うことができる（稼ぐことができる）ということです。
8年以上取り組んでいる私も、VODジャンルで上位表示する難易度はかなり上がってきていると感じます！
【関連記事】海外ドラマでアフィリエイトは今後稼げない！広告がないNetflixとDisney+の問題
SEOの難易度UP！上位表示が厳しい
確実にここ数年でSEOの難易度はUPしました。
他ジャンルでは言われてきましたが、ついにVODにもその波がやってきたのです。
複数のVODサイトを運営し、日々順位の変動はチェックしていますので、上位表示が難しくなっていることは確実！
では、なぜSEOの難易度がUPし、上位表示が難しくなってるのか？
以下が主な原因になります。
- E-A-T重視で公式・企業サイトが優位
- 参入者が増え、競合サイトが多数存在
- 検索結果でそもそもWebサイトを表示されない
それでは1つずつ解説していきます。
E-A-T重視で公式・企業サイトが優位
まずは簡単にE-A-Tの説明から。
- Expertise（専門性）
- Authoritativeness（権威性）
- Trustworthiness（信頼性）
E-A-Tとは、「専門性」と「権威性」と「信頼性」の英語の頭文字を取ったもので、GoogleはSEOでこれら3つを重要視していることを公式に発表しています。
これら3つを聞けば、なぜオワコンと言われるのかわかると思います。
つまり、「なんの専門性もない」「その領域で権威もない」「匿名の素人が書いた信頼性のない個人サイト」は、Googleが本来上位表示したいサイトとは程遠いからです。
だからGoogleは、誰が書いたかわからない個人サイトよりも、社会的責任もあってE-A-Tがあるとされる企業サイトを上位表示させている現状があるのです！
実際に検索結果を見てみると、年々、検索上位には企業サイトが上位表示されやすくなっており、さまざまな関連キーワードで企業サイトは上位表示されやすくなっています。
稼げるキーワードで、収益目的の企業サイトが上位を独占してしまえば、それは個人サイトはおこぼれすらもらうことができず、結果稼げません。
E-A-Tで企業サイトが優位になっている現状から、企業サイトのドメイン配下でサイトを運営して検索順位を上げている事例も多数見かけます！
参入者が増え、競合サイトが多数存在
副業する人が増えており、初期費用のいらないアフィリエイトを始める人は増えています。
アフィリエイトのなかでも初心者でも取り組みやすく稼ぎやすいと巷で言われている「VODアフィリエイト」を始める人も多く、参入者が増えています。
始める人が増えるということで、そのぶん競合サイトも増えるわけで、ライバルが増えれば増えるだけ、数少ない椅子の奪い合いになるため上位表示は難しくなります。
ぶっちゃけ、映画やドラマの紹介や感想を書くのは誰でもできますから、多くの人がライバルになりやすいジャンルなのです！
検索結果でそもそもWebサイトを表示させない傾向
VOD関連のキーワードの場合（特に作品名キーワード）、実際に検索してみると、検索結果で1位のサイトにたどり着くまでの距離がとても長くなっています。
つまり、Googleは特定のキーワードで、Webサイトを表示させずに検索した人の悩みなどを解決したり、登録をさせようとしているのです！
例えば、「作品名＋配信」などと検索すると、1位の記事にたどり着くまでに、その作品を配信しているVOD（動画配信サービス）が検索結果にもろに表示されています。
実際にスマホやパソコンで検索してみると、広告が複数出てくるのに加えて「定期購入」と書いてあるところに複数の動画配信サービスが出てきます。
今はこのような状況ですが、今後はより多くの機能が追加されて、1位のWebページにたどり着くまでの距離がさらに遠くなる可能性があります。
距離が遠くなれば、そのぶん検索した人はWebサイトにたどり着かなくなりますよね！
SEO云々ではなく、そもそもGoogleが普通の記事を表示させなくしていますので、これもアフィリエイトがオワコンと言われている所以でもあります。
VODアフィリエイトで勝ち抜く方法を伝授
VODアフィリエイトはオワコンと書きましたが、まだまだ戦える状況にはあります。
ただ、まともに勝負をしては企業サイトには勝てませんので、そこはしっかり戦略を練った上で、キーワードをズラしたり、上位表示できるような施策を打つ必要があります。
ここでは、今後もVODアフィリエイトで稼ぎ続けるための具体的な方法を書いていきます。
- 被リンクを獲得しドメインパワーUP
- 「特化サイト」で内部リンクを駆使
- 商標よりも「作品名」や「トレンド」
- 中古ドメインで勝負する
- SNSで稼ぐ＆集客
上記の方法を詳しく解説していきます。
被リンク獲得を最優先！「ドメインパワー」を上げろ！
最近の検索結果を見ると、上位サイトは共通してドメインパワーが強い傾向にあります。
ドメインパワーは、Googleが公表しているものではありませんが（内部ではあると思われる）、被リンクや記事の質など、あらゆることを考慮して決められています。
ドメインパワーはUbersuggestなどでチェック可能！
いまのSEOではこのドメインパワーが最重要で、正直なところ、ドメインパワーの低いサイトはもう上位表示することができません！それは、どれだけ素晴らしい記事であってもそうで、もう記事云々で判断されるSEOではなくなっています。
よって、今後SEOで勝負するのでしたら、ドメインパワーを上げることは必須で、むしろ記事を書くことよりもこっちのほうが重要と言えます。（もちろん記事も大事ですよ♪）
ドメインパワーを上げるなら「被リンク」
ドメインパワーはさまざまな要素によって決まりますが、その大部分を占めるのが「被リンク」と呼ばれる、いわゆる外部サイトからのリンクになります。
この「被リンク」がないサイトは、検索結果で今後上位に表示されることはないため、早急な被リンク集めが必須です！
被リンク集めは、今後個人サイトがなにより重視すべきことですが、被リンクを集めるのは結構大変で、役立ついい記事を書いていたとしても簡単には集まりません。
この「被リンク」がないと今後のSEOでは生き残れませんので、「記事」よりも「被リンク」を意識してサイト運営することが必要です。
VODジャンルでは特に被リンク獲得が難しいです。ただ、逆に被リンクさえ集められれば有利になりますね。
「特化サイト」で「内部リンク」を駆使する
いまのSEOでは、記事単体で勝負しても上位表示することはできません。
ドメインパワーを高めるために「被リンク（外部リンク）」の獲得は当然として、ほかに効果的なのが「内部リンク」の存在になります。
内部リンクを外したら順位が下がり、再度リンクしたら上がる例が多々ありますので有効なのは間違いなし！
要するに、高品質な記事同士を適切にリンクし合い、ほかの記事も読者に読ませて悩みなどを解決させることで、サイトの滞在時間を増やせますし、そのジャンルで価値あるサイトと認識されます。
そして、内部リンクを駆使するためには、やはり「特化サイト」である必要があります。
なぜ特化サイトである必要が？
特化サイトであれば、同じ関連ジャンルの記事がたくさんあるわけですから、たくさんの記事を内部リンクによって関連付けることが可能です。
一方の雑記サイトの場合、さまざまなジャンルの記事を書いているため、多くの記事を内部リンクによって関連付けることができず、結果として、いわゆるE-A-Tの「専門性」には程遠いサイトになります。
昨今の検索結果を見ても、今後を考えても、より専門性が問われてくることは間違いありませんので、この専門性を高めるためにも、特化サイトのほうがSEO的にはおすすめということです。
商標よりも「作品名」や「トレンド」を狙う
VODアフィリエイトで「商標キーワード」のような、いわゆる稼げる激戦キーワードで戦っていくのは、今後はより一層難しくなります。
成約までの距離が近くて報酬は発生しやすいですが、それが故に、企業サイトなどのドメインパワーの強いサイトが勢揃いですので、その中で戦うのは得策ではありません！
今後、個人サイトが戦える道としては、「作品名」や「トレンド（流行り）」のキーワードで上位表示を狙うことです。
VODアフィリエイトは幸運なことに、次々と新たなキーワードが生まれてきますからね！
「作品名」で狙う
映画やドラマ、アニメなどの作品名は狙い目です。
基本的に「作品名＋動画/無料/配信/見逃し」など、2語のキーワードで狙うことになりますが、これらのキーワードでも企業サイトは検索上位にいるものの、まだ個人サイトでも勝つことができます。
実際に人気なキーワードでも現在勝ってますよ！
「トレンド」で狙う
テレビで放送されたりニュースになったり、一時的に話題沸騰するキーワードがあります。
トレンドのキーワードを狙うのは、身軽でフットワークの軽い個人サイトのほうが得意ですので、VODに繋がりそうなキーワードがあったら、すぐに記事を書いて拡散することを強くおすすめします。
このやり方はまだまだこの先も廃れることはないです！
「素早く」が大事！
企業サイトの弱点は「スピード力」です。つまり、記事を書くまでに時間が掛かるということ。逆に、個人サイトのメリットはすぐに記事を書けることです。
放送・配信されたばかりの作品は当然ながら競合が少なく、上位表示は簡単にできます。新しいキーワードで素早くしっかり記事を書くことで、瞬間的にでも検索上位に位置することができるのです。
「作品名」「トレンド」×「瞬発力」で、一時的にでもたくさんの成約を獲得できますし、ドメインパワーがある程度あって内容の濃い記事を書いていれば、一時的でなくてずっと検索上位をキープできて、収益を生み続けてくれる可能性があります。
関連記事 VODアフィリエイトの稼ぎ方！報酬が発生する収益性のあるキーワードを伝授
中古ドメインで勝負する
これは一気に圏外へ吹っ飛ぶリスクが高いため、決しておすすめできる方法ではありませんが、中古ドメインを取得して勝負する方法もあります。
昨今のSEOではドメインパワーの強いサイトが上位表示される傾向にありますし、実際に中古ドメインを使って極めて短期間で上位表示している事例を多々見かけます。
中古ドメインとは別ですが、ドメインパワーの強い企業サイトの配下でサイトを運営することで、そのドメインパワーをもらって結果的に上位表示をさせる手法もあります。
中古ドメインは推奨しない
中古ドメインはまったく推奨できません。
理由は以下の通り。
- 良質な中古ドメインはお金が掛かる
- 良質な中古ドメインを見分けるのが難しい
- 一気に圏外へ吹っ飛ぶ可能性がある
一言でいえば、リスクが非常に高いということです。
中古ドメインでも当たり外れがあり、どれでも良いわけではなく、適切なドメインを見つける必要があります。お金も掛かるわけですから、もし外れのドメインを買ってしまった場合にはただ損をするだけです。
どれが良質なドメインなのか見分けることは何度も経験しないと無理ですし、初心者が適当に選んでしまうと間違いなく損しかしません…。
また、良質なものでもそうでなくても、中古ドメインはGoogleのアップデートによって一気に圏外へ吹っ飛ばされてしまうリスクがありますので、推奨できない次第です。
少なくとも、初心者は中古ドメインという選択肢は持つ必要はないですね！
SNSで稼ぐ＆集客
VODアフィリエイトで勝ち抜く方法でもっとも大事なことは、SEOに頼らないことです。
これからはより一層SEOは厳しくなるのは避けられませんから、ずっとここで勝負していると、残念ながら今後は稼げなくなる可能性は極めて高いです。
早い段階から脱SEOをする必要があり、今後はSNSなどほかの集客方法が重要になってきますね！
SEOはあくまで自分のサイトへの集客方法のひとつに過ぎません。これが一番収益をもたらしてくれることは間違いないですが、SEOという集客方法がダメになってきたとなれば、早くほかの集客方法を確立させておくことが大事です。
各ASPはこれまではSNSに広告リンクを貼ることは禁止していましたが、すでに各社、SNSでの広告リンクを貼ることを解禁していますので、正直SNSでも稼ぐことができます。
ジャンルによって扱うべきSNSは異なりますが、VODジャンルであればTwitterやYouTubeがおすすめできますね！
まとめ
VODアフィリエイトのオワコン説と、今後も勝ち抜く方法を解説しました。
SEOがE-A-Tを重視するようになった結果、企業サイトが検索上位を独占するようになり、個人サイトでの上位表示が難しくなりました。完全にオワコンになったわけではありませんが、少なくともSEO集客によるVODアフィリエイトはオワコンに向かっていることは間違いないです。
今後も勝ち抜くには、ドメインパワーを上げたり、キーワードをずらしたり、集客をSEOに頼らないなどさまざまな方法があります。
VODアフィリエイトに限らず、アフィリエイト業界自体がSEOの難易度UPのため厳しくなっていますので、古いやり方に固執することなく新たな施策を次々と打つことが、生き残る上でもっとも効果的な方法なのです！
