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VODのネタバレサイトは稼げる?違法?セーフなラインは?

VODアフィリエイト

VODブログの定番コンテンツ「ネタバレ」。

最近、Yahoo!ニュースのトップにも表示されるほど話題なのが「ネタバレサイトの運営者を逮捕」で、要するに、ネタバレサイトを運営していた人が次々逮捕されている件です。

いまネタバレサイトを運営している人は戦々恐々としているかもしれませんが、ネタバレ自体は違法ではないため、どこまでが大丈夫なラインなのか知りたい人も多いはずです。

この記事では、ネタバレサイトを運営している人 or これから始める人向けに、違法にならないとされるラインを紹介し、ネタバレで稼ぐ方法を解説。記事の後半では、今後のネタバレサイトの行く末にも言及しています。

この記事を書いているのは法律の専門家ではありませんので、法律に関する詳しいことは弁護士等にご相談ください。

VODのネタバレサイト

ネタバレ記事を書いてVODアフィリエイトをしている人は多いと思います。

ネタバレとはその名のとおり、ドラマや映画、アニメ、漫画などの物語の展開や結末を公に暴露してしまう行為です。

気になる作品の内容を無料ですべて知りたい人もいれば、触りの内容だけ読んで作品を観るか判断したい人もいてさまざまですが、ネタバレに需要があるのは事実です。

需要があるということは、それだけ多くの人をサイトへ集客できるわけで、そこで適切にVOD案件に紹介することでアフィリエイト報酬を獲得できます!

ネタバレは個人サイトが上位表示可能

昨今、企業ドメインの優遇がありVOD案件も稼ぎにくくなっています。

特に収益性の高いキーワードは、企業などのドメインパワーの強いサイトが上位を独占してしまっており、個人サイトではなかなか太刀打ちできない状態です。

しかし、企業サイトで書きづらいのが「ネタバレ記事」で、VODの解説や比較ができたとしても、作品のネタバレは著作権の観点から書きづらいのです。

そこで個人サイトの登場!企業サイトがやりづらいネタバレ記事を書くことで、まだ上位表示を狙えるキーワードが残っているわけです!

ネタバレは、作品を視聴して内容や感想、登場人物などをまとめればいいだけなので、個人でも誰でも簡単に記事作成ができます。

VODのネタバレサイトは違法!?

ネタバレは違法?違法じゃない?

ネタバレは作品の中身を公に暴露する行為で、ネタバレを見た人のなかにはお金を払って作品を観る人がいなくなることから、作品の売り上げが減り、著作権を持ってる側が損をします。

結論から言えば、ネタバレは内容によっては違法にもなるし、ならないかもしれない

一部を除き基本的には「親告罪」で、必ずしも著作権を持ってる側が損をするわけではないため、グレーゾーンと言われています。

著作権違反で逮捕者多数

最近、ネタバレサイトの運営者が逮捕されるケースが多数あります。

漫画の写しをそのまま載せたり、映画をそのまま丸ごと載せたり、セリフを一字一句書いたり、逮捕されているのはわりと悪質なネタバレサイトの運営者です。

要するに、完全に自身のアフィリエイト報酬目的であって、作品の著作権を持つ側に完全に損害を与える行為を行っているサイトの運営者

一部を除き基本的に著作権違反は「親告罪」であるため、「訴えられない」と甘く考えてネタバレし放題なのが現状です。

というのも、たとえ著作権違反をしていても、著作権を持ってる側が「得」をするケースもあり、わかりやすく言えば、多少のネタバレをもとにネット上で盛り上がることで、作品を観る人が増える可能性もあるため、一概にダメというわけでもないのです。

違法とセーフの境界線は?

ネタバレ自体は違法ではありません。

その限度が重要です。

時事通信社が取材した記事には、以下の記載があります。

中島弁護士は「前提として、作品の結末を明かすネタバレ行為そのものは著作権法違反ではない」と強調した上で、「問題になるのは、『漫画ル』のように、作品のせりふや情景などをそっくりそのまま丸写しする『デッドコピー』と呼ばれる行為だ」と説明。デッドコピーに当たるか否かは、既存の著作物と比較して「実質的に」同一と言えるかどうかで判断されるといい、「ネタバレサイトは、言ってみれば文字抜き出し型の海賊版サイト。正当な引用として認められなければ、著作権侵害に当たる」との見解を示した。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/162357f0bb3cda3f90419876b12a42bd39c2dc5f?page=2

弁護士もネタバレ行為そのものは著作権違反ではないと見解を出しており、丸写しのデッドコピーが問題であって、作品と比較して実質的に同じかどうかで判断されると言っています。また、あくまで引用の範囲内であることと話しています。

さらに、以下のようにも話しています。

中島弁護士は「運営者の多くは『漫画そのものを無断転載するのは違法だが、自分で内容を書き起こして少し感想を書き添えれば大丈夫』と甘く考えていた人が多い」と指摘。「熱心なファンによる感想サイトと、金銭目的のネタバレサイトは一目で違いが分かる。作品の結末に触れただけで違法になるわけではないので、ファンは安心して感想を投稿してほしい」と語った。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/162357f0bb3cda3f90419876b12a42bd39c2dc5f?page=2

要するに、作品を視聴した「感想」がメインでなければダメですよと。感想を書くために内容に触れる(ネタバレする)のはありですが、「内容」がメインなら著作権違反ですよと。

内容を引用するかたちで感想を書くことで、主従関係が生まれ「引用」という形になり、著作権違反にはならない可能性が高いわけです!

考えるべきは著作権を所有している側の損得

そもそもネタバレがなぜダメなのか?

それは著作物を作った側が損をしてしまうからです。内容を完全にネタバレしてしまったら、その作品にお金を払って見る人は減ってしまうのは明らかなわけですよね。

代表例が「ファスト映画」
わかりやすい例が「ファスト映画」です。映画を数分で短くまとめた動画を無料で見た人は、わざわざお金を払ってその作品をフルで見るでしょうか?見る人もいるかもしれませんが、見ない人のほうが多いですよね。そうなれば損をするわけです。

ネタバレするうえで考えることは、著作物を作った側が損をしないようにすること

ネタバレするとしても、お金を払ってしっかり作品を見てもらうような記事を書くこと。先程も書いたように、あくまでネタバレは引用の範囲内であって、メインは自分の「感想」でなければなりません

プロモーション画像の使用は?

海外ドラマの場合、放送局がプロモーション写真を何枚か放送前に公開します。写真は著作物なので、勝手に使用したら著作権違反なわけです。

しかし、著作権を持つ側が一般に公開しているものを、自身のサイトで出典を明記したうえで使用するのはありかなしか?

個人的には、この辺は正直グレーと言わざるを得ません

引用の範囲内で使用するなら問題ないですが、例えば、アイキャッチ画像で使うのはどうでしょう?その写真について感想を書くわけではないため、主従関係がありません。こう考えれば著作権違反になるでしょう。

ただ、果たしてその写真を使用したところで、著作権を持ってる側が損をするでしょうか?

もちろん、著作権は損得の問題ではありませんが、損得で言えば、公開している写真をサイト運営者が「おすすめ作品」として紹介するぶんには、むしろ作品に興味関心を持ち、視聴する人が増える可能性があるわけで、著作権を持つ側に訴えられるかと聞かれれば、まぁないでしょう。

それでは、使っていいのか?

答えは明言できません…。

著作権違反が必ずしも損をさせ、訴えられることであるとは限らないことは、頭のなかに入れておいてもいいかもしれません。

連絡先は表記しておくことを推奨

VODのネタバレサイトを運営するなら連絡先をしっかり表記しておくことを推奨します。

つまり、著作権を持ってる側があなたに連絡できるようにしておきましょう!

もし著作権違反をしていたとしても、悪質な場合を除き、まずは「削除依頼」で注意として連絡がくることもあるからです。他者が制作した作品を扱うわけですから、連絡先くらいは明記しておくことは当然のマナーと言えます。

VODのネタバレサイトで稼ぐ方法

企業サイトが書かないぶん、ネタバレ記事を上位表示させるのはまだまだ可能です。

ネタバレは需要があるため、多くのアクセスが見込めますし、多くのアクセスがあれば収益を生むチャンスもたくさんあるわけです。

ネタバレで稼ぐには、ネタバレする作品視聴できる動画配信サービス(VOD)に誘導することで稼げます。

ネタバレ記事で集客

ネタバレ記事はあくまで集客用の記事です。

要するに、多くの人をサイトに呼び込むための記事で、その記事から広告を踏ませるのが目的ではなく、外部から新規客をたくさん集めるための記事です。

ネタバレ記事を表示するキーワードは少し収益性が低いため、なかなか収益を発生することが難しいです。

ネタバレを読みに来る人は、作品の内容を少し知りたかったり、すでに作品を見ていて感想を見に来るのがメインであって、VODに登録するために訪問しているわけではありません。

もちろん、ネタバレ記事に広告を貼っても収益が発生しますが、目的が違うためさほど発生せず、それよりもネタバレ記事で集客して収益記事に誘導することが大事です。

ネタバレ記事から収益記事に流す

ネタバレを見にくる人のなかには、気になる作品の内容を知るために訪れる人もいます。

内容次第ではその作品を見るためにVODに登録してくれるかもしれず、その人たちをしっかり収益記事に誘導してあげることで報酬が発生します。

ネタバレ記事に書かれている作品を見たいと思っても、いきなり広告を踏んで公式サイトへ遷移してくれる人は少ないです。

そこで、以下のような疑問を答えるための収益記事が必要になるわけです。

  • そのVODがどんなサービスなの?
  • 月々の料金は?課金は発生するの?
  • どんな作品が配信されているの?
  • ほかのサイトでは配信されてない?

収益記事は、VODに登録してもらうことが目的の記事なので、サービス内容はもちろん、ほかの配信サービスとの比較も行うと効果的です。

多くの人は登録する前に「比較」を行いますので、その作品がほかで配信されていないか調べて比較表を作ると効果的ですね!

【関連記事】知識不要!プラグインの導入だけで比較表を簡単作成できるSIMPLE BLOG DESIGNを紹介

ネタバレサイトの今後

今後、ネタバレサイトで稼ぐのは難しくなる可能性があります。

ネタバレサイトに厳しい目が向けられていて、広告主もASPも神経質になっており、記事修正や提携が厳しくなると予想されるからです。

時事通信の取材に、広告主とASPは以下のように語っています。

Amebaマンガを運営するサイバーエージェント(東京都渋谷区)は「ご指摘いただいた広告掲載について把握しておらず、大変重く受け止めている」とした上で、広告は仲介業者の審査を通ったサイトのみに掲載されるため、違法サイトへの掲載は想定していなかったと説明。「仲介業者に対し、ネタバレサイトに対する審査の厳格化など違法サイトの排除を改めて申し入れるとともに、広告掲載サイトの精査、見直しを行っていく」と回答した。U-NEXT(品川区)の担当者も広告掲載を「認識していなかった」とし、「著作権侵害と思われる案件に対しては、法律の定めにのっとって対応していく」とコメントした。

一方、両社の広告を仲介したファンコミュニケーションズ(渋谷区)の広報担当者は「事前審査をすり抜けた後に、違法な投稿を始めるサイトもある」と説明した。定期的にチェックを行い、法令や規約に違反している場合には警告や会員停止処分といった対応を取っているといい、「今後はこうしたネタバレサイトに対する監視の強化を検討する」という。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/162357f0bb3cda3f90419876b12a42bd39c2dc5f?page=2

広告主もASPも、審査の厳格化や監視の強化に言及しているため、著作権違反が疑われるサイトはそもそも提携できなくなる可能性があります。

ASPが提携しているサイトの全記事を見回るのは無理があるため、この辺はどうなるかは不明。どちらにしろネタバレサイトに逆風であるのは間違いありません。

少なくとも、提携前にネタバレをしているサイトは提携できないでしょうし、それなりの件数を発生させたサイトには、ASPから記事修正が増える可能性はありそうです。

収益性の高いキーワードでの上位表示が難しく、なおかつネタバレ記事もダメになると、個人サイトはますます厳しいですね。

漫画のネタバレはやめたほうがいい

漫画ネタバレNG

VODサイトを運営している人のなかには、漫画のネタバレをやっている人もいるかもしれません。

昨今、漫画のネタバレサイト運営者が捕まるケースが増えています。

漫画業界はネタバレに関して神経質になっており、警察なども神経を尖らせているため、漫画でネタバレはNGと認識しておいたほうがいいです。

もちろん、著作権違反しないような感想を書いたりすることは全然OKです!

まとめ

VODのネタバレサイトの違法性や稼ぎ方、将来の予測を解説しました。

ネタバレ行為自体は違法ではなく、あくまで引用の範囲内で自身の感想がメインでなければならないため、記事の内容はしっかり考える必要があります。

ネタバレ記事は企業サイトが手を付けづらいこともあって、まだまだ上位表示は可能。そこから見込み客を集客して収益記事へ流すことで稼げます。

今後、ネタバレサイトは排除される可能性もありますので、稼ぎ続けられるかと聞かれればわかりませんので、その点は頭に入れてサイト運営しましょう!

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